ボイストレーニングを自宅でするなら腹式呼吸を覚えてみよう。
ボイストレーニングはいろんな練習方法があるけど、単純な練習を継続することで基礎を習得するのが近道だ。
今回は、自宅で数分もあればできる腹式呼吸の練習方法を紹介するので試してみてほしい。
ボイストレーニングを自宅でするなら腹式呼吸の練習をしよう
ボイストレーニングを自宅でするなら腹式呼吸を覚えておこう。
腹式呼吸ができるようになることで歌のレベルはぐんと上がる。ボイストレーニングをするなら腹式呼吸は必ず習得しておきたい。
腹式呼吸ができるようになるとビブラートをかけやすくなるので、歌が一気にうまくなったと感じるはず。
腹式呼吸の練習手順
- ベッドで仰向けに寝転ぶ
- リラックスした状態で天井を見ながら声を出す
ベッドで仰向けになって声を出しているときは誰でも腹式呼吸になっている。
誰でも自然にできる呼吸方法だが、歌をうたうときにはなぜか多くの人が胸式呼吸(喉で声を出す)癖がついてしまっている。
腹式呼吸の練習は、ベッドで仰向けになって声を出すだけ。できるだけリラックスして大の字になって天井を見ながら声を出すのがポイント。
仰向けに寝転んで声を出しているときの腹式呼吸の感覚を覚えるように意識しよう。毎日1分でもいいので練習を続けることが腹式呼吸マスターのコツだ。
起きているときにも腹式呼吸ができるようになる
ボイストレーニングを自宅で行うことになれてきたら、仰向けで寝転んで声を出すときと起きているときに声を出すときの体の使い方が違うことに気づくようになる。腹式呼吸と胸式呼吸の差がわかれば腹式呼吸をマスターするまであと少しだ。
寝転んだ状態で歌をうたった後、起きた状態で同じ歌をうたってみよう。
体の空気の流れの違いに気づいただろうか。毎日、同じ練習を繰り返していると気づけるようになるので、仰向けで声を出している感覚を体で覚えるよう意識しながら練習することが大事だ。
ボイストレーニングを自宅でするメリット
ボイストレーニングを自宅でするメリットは、ベッドで仰向けになって練習できること。
ミュージックスクールと違い、まわりの目を気にすることなくリラックスした状態で練習ができるのが魅力だ。
仰向けで声を出し腹式呼吸の練習をするのは、ボイストレーニングを自宅でするときならではの練習方法なのだ。しかも、難しい練習ではないので続けやすい。
腹式呼吸ができているか確認する方法
仰向けに寝転んで声を出す感覚を覚えたら、カラオケなどでしっかりと声を出してみよう。
以前より息の使い方が上手になっているので、声が通るようになっているはずだ。姿勢をよくして喉の奥の方から声を出す感覚で歌ってみよう。
息を吐くタイミングで自然に声が震える(ビブラートがかかる)ようになっていたら腹式呼吸で歌うことができるようになっている。
最初は、たくさんの息を使う歌の見せ場だけ腹式呼吸になるぐらいでも構わないので、腹式呼吸を使う意識で歌ってみよう。
腹式呼吸ができるようになっても練習を継続する
歌っているときに腹式呼吸ができるようになっても、寝る前に仰向けで声を出す練習を続けよう。
胸式呼吸と腹式呼吸を自由に使い分けることができるようになると、息のコントロールがしやすくなる。ボイストレーニングは歌の基礎の部分になるので、できるだけ長く練習を続けておくと感覚に磨きをかけることができる。
ボイストレーニングを自宅でするなら喉のケアをしておく
ボイストレーニングを自宅で練習するなら喉のケアをしておこう。
初心者の間は、喉で声を出す習慣(胸式呼吸)があるので喉を傷めやすい。喉のマッサージは少しの時間があればできるので、すき間時間に喉をマッサージをする習慣をつけておこう。
喉のマッサージの方法
マッサージの仕方は、喉仏を親指と人差し指で押さえ左右に優しく動かすだけ。力を入れる必要はない。マッサージは声を震わせるときの振動程度と考えよう。
喉のマッサージをすることを習慣にする
歌をうたう人にとって、喉は楽器だ。ボーカルが自分の喉を大切にすることは楽器を大切にするのと同じだ。しっかりと喉をケアしておこう。
喉のマッサージを習慣化するなら、朝起きたときや夜のボイストレーニング練習前など、決まったタイミングでマッサージをするように習慣化しよう。時間は数十秒でいいので毎日続けることを意識してみよう。
ボイストレーニングは自宅でできるが継続が難しい
ボイストレーニングを自宅でするとき、一人で黙々と継続するのは難しい。
ダイエットや勉強と同じで、誰にも見られていない環境だと人間どうしてもサボりたくなるのだ。一度サボってしまえば、練習しなくなるので、ボイストレーニングはテクニックの習得よりも継続するのが一番難しいと覚えておこう。
自分に甘いタイプでボイストレーニングを自宅で継続できない人は、ミュージックスクールでボイストレーニングのレッスンを受講するのがおすすめ。
ボーカルレッスンまで習わなくても、ボイストレーニングで息の使い方を覚えるだけでも歌のレベルはかなり上がる。
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