カラオケのテクニックを知っていることで歌が上手に聴こえるようになる。
『息の使い方』『リズム感』『音程を外さない』などの歌の基本を土台にしてテクニックを使いこなせるようになることで、カラオケレベルを超えた歌唱力を身につけることができる。
今回紹介する3つのテクニックはぜひ試してみてほしい。
今回は、すぐに使えるカラオケがうまく聴こえる3つのテクニックを紹介するよ
カラオケで使える3つのテクニック
- 歌い出しは実際のキーより低い音から合わせていく
- ロック系なら走り気味・バラードならもたれぎみに歌う
- 腹式呼吸とビブラートを覚える
カラオケのテクニックは1、2、3の順に難しくなる。
1は、歌い出しのキーがはずれてしまう人は試してみてほしい。2、3は音程とは別のテクニックだけど、カラオケの採点機能でキーだけを合わせにいってしまう人は歌を楽しむためにもやってみよう。
1.歌い出しは実際のキーより低い音から合わせていく
カラオケのテクニックの1つめは『しゃくり』と言われるテクニック。しゃくりとは、低い音から高い音になめらかに声を出すテクニックだ。
しゃくりのやり方
歌い出しが一番キーを外しやすいので、上図のように原曲より少し低いキーから入りそのまま原曲のキーに合わせるように歌う。
最初のキーが外れても声を出しながら原曲のキーに合わせるので、うまく使いこなせれば、ある程度上手に聴こえるようになる。
歌い出しで音を外しても調整する
歌い出してキーを外したと感じたときは、そのまま声を出したまま正しいキーまで音を合わせてみよう。
ポイントは低い音から高い音に合わせていくところ。歌い出しのキーに迷ったら、歌い出しは低めの音で入りそのまま正しいキーに合わせるのがポイントだ。
2.ロック系なら走りぎみ・バラードならもたりぎみに歌う
カラオケのテクニックの2つめは、走る・もたるを使いこなすこと。
音楽のリズムが「走る」「もたる」は歌い出しのタイミングのこと。走るとは、本来の歌い出しのタイミングよりはやめに入ること。もたるとは、本来の歌い出しのタイミングより遅れぎみで入ること。
ロック系なら、走ることで勢いがあるように聴こえる。バラードなら、もたる(遅れぎみ)と歌が上手に聴こえる。バラードの場合は、歌い出しだけではなくここぞとポイントを遅らせることもある。
サザンオールスターズの桑田佳祐さんのバラードはライブで上手にリズムを遅らせることを使いこなしているので参考にしてみよう
走る・もたるはリズム感がある人におすすめ
走る・もたるはリズム感がある人におすすめのテクニック。
リズム感に自信がない人は、曲を聴くときにドラムのリズムやベースの音を聴きながらリズムを取ることで、リズム感を鍛えることができる。
走る・もたるのテクニックを使うときの注意点
Aメロで走りぎみだったのにサビでもたりぎみになるなど、1曲の中で入り方がバラバラになってしまうと聴いていて下手に聴こえるので注意しよう。
走ると決めたら、曲全体を通じて走る、もたると決めたら曲全体を通じてもたること。リズムは、走るにしても、もたるにしても、1曲を通じて同じ入り方にすることが重要だ。
3.腹式呼吸とビブラートを覚える
カラオケのテクニックのレベルアップには不可欠な腹式呼吸とビブラート。
腹式呼吸を覚えればビブラートはできるようになるので、まずは、腹式呼吸を使えるようになることが大事だ。
腹式呼吸は寝転んで練習しよう
腹式呼吸ができない人は、仰向けに寝転んで声を出す感覚を覚えよう。腹式呼吸の練習方法は別記事で紹介しているので興味がある人はこちらから確認してみよう。
ビブラートの種類
ビブラートとは声を震わせるテクニック。
ビブラートのかけ方は大きくわけて2つの方法がある。腹式呼吸で自然にビブラートをかける方法と、のどや唇などの震えを利用してビブラートをかける方法だ。
ビブラートの相性
腹式呼吸で自然にかかるビブラートは、ポップスやロック向けのビブラート。
腹式呼吸でビブラートをかけると音の震えの波がはやいので、リズムが速い曲との相性がいい。
のどでかけるビブラートの代表は演歌だ。のどでかけるビブラートは音の震えの波がゆっくりなのでゆったりとした曲にはのどでかけるビブラートがおすすめだ。
ビブラートの注意点
ビブラートは音の震えの波の大きさに注意すること。
ゆったりした曲なのに、震えが小刻みなビブラートでは曲に合っていないし、逆にロック系の激しい音楽に波の大きなゆっくりとしたビブラートでは歌がもたついて聴こえるだろう。
曲調に合わないビブラートをかけることで曲と歌が合っていないように聴こえるので注意しておこう。
カラオケはテクニックに走りすぎないよう注意
カラオケは、テクニックだけに頼りすぎないように注意しよう。
歌は基本ができていてはじめてテクニックが際立つもの
歌のリズムや音程がずれてしまうと歌が下手に聴こえる。
リズムや音程がずれないように練習した上で、ビブラートなどのテクニックを使いこなすことが重要だ。基本ができていてテクニックがあるから歌は上手に聴こえるのだ。
今回紹介した3つのテクニックは、歌の基本ができた上で使いこなせると歌のレベルは飛躍的に上がるので試してほしい。
歌で使える3つのテクニック
- しゃくり
- 走る・もたるのリズム
- 腹式呼吸とビブラート
歌が上手に聴こえるコツ
- リズムが合っている
- 音程があっている
- テクニックが使える
テクニックはメリハリが大事なので乱用しないよう注意しよう。全部の語尾にビブラートをかけるみたいな極端な歌い方よりは、ポイントでテクニックを使うのがおすすめ
歌の基本を学ぶならボイストレーニング
歌の基本を学ぶなら、ボーカルトレーニングよりボイストレーニングがおすすめだ。
歌は、息のコントロールができることが最初のステップになる。基本を学んでおくことで歌が上手になる近道になる。
プロのレッスンで、息の使い方を学ぶだけで見違えるほど歌がうまくなる。うまくなりたい人はボイストレーニングを受けてみよう。
プロのレッスンの記事はこちら>>ボイストレーニングを習いたいと思ったら読んでおく記事