※当サイトには広告・プロモーションが含まれています

Roland VT-4の3つの魅力と使い方のポイント

Roland VT-4の3つの魅力と3つの使い方のポイント 音楽機材

Roland VT-4はボイス・トランスフォーマー。

Roland VT-4は、声に変化を加えるエフェクト・プロセッサーと言われている。

ディストーションをかけたような歪んだ声にできる「メガホン」、ロボットの声のように一定なトーンにする「ロボット」、あるいはピッチ(キー)やフォルマント(声質)を変更して男性から女性の声に変更することもできる。

今回は、直感的に操作ができ、リアルタイムで自分の声を変化させることができるボイスチェンジャー「Roland VT-4」の紹介をする。

今回紹介するボイスチェンジャーはこちら>>ROLAND VT-4 Voice Transformer


Roland VT-4の3つの魅力

Roland VT-4の3つの魅力
  1. リアルタイムでボイスチェンジできる
  2. 操作が簡単
  3. パソコンなしで使える


Roland VT-4はボイス・トランスフォーマーと言われる自分の声を変化させる機器だ。

歌った後に音源にエフェクトをかける音楽ソフトと違い、リアルタイムで声にエフェクトをかけることができる。

オーディオインターフェイスとしても使えるが性能は期待しないほうがいい。あくまでボイスチェンジャーとして使うのがおすすめの機器だ。

Roland VT-4の魅力は、誰でも簡単にリアルタイムでボイスチェンジできること。


VT-4はリアルタイムでボイスチェンジできる

VT-4はリアルタイムでボイスチェンジできる


Roland VT-4の一番の魅力は、リアルタイムでボイスチェンジできること。

歌った後に編集ソフトで音声にエフェクトをかけるわけではないので、ポケカラなどのカラオケSNSでも利用することができるのが魅力だ。

VT-4でピッチを変更すれば、男性が女性アーティスト、あるいは女性が男性アーティストの歌を歌うこともできる。


VT-4は操作が簡単

VT-4は操作が簡単


Roland VT-4は直感で声のイメージを変えていくことができる。

難しい操作がなく、ピッチ(カラオケでいえばキー)、フォルマント(男性的、女性的な声質変更)、バランス(自分の声とエフェクトをかけた声のバランス調整)、リバーブ(カラオケでいえばエコー)の調整をするだけで自分の声を自分好みに変化させることができる。

カラオケのキーやマイクのエコーの量の調整に加え、男声女声の声質・ロボットやメガホンなどのボイスも対応しているのがRoland VT-4なのだ。


Roland VT-4の使い方の簡単な説明(各ボタンの役割)

VT-4は操作が簡単
  1. VOLUMEつまみ:LINE OUT端子とPHONE端子の音量調整
  2. MIC SENSつまみ:MIC IN端子(フロント/ロア)に接続したマイクの入力感度調整
  3. PEAKインジケーター:マイクの音量が大きいときに点灯。ときどき点灯する程度に調整する
  4. KEYつまみ:ROBOTボタンやAUTO PITCHつまみ効果をかけるときのキー設定
  5. ROBOTボタン:一定ピッチに固定された抑揚のない声に変化できる
  6. MEGAPHONEボタン:メガホンを使ったような歪みのある声に変化できる
  7. シーン・メモリー:エフェクト設定を8つまで保存、呼び出しができる
  8. MANUALボタン:現在のスライダーやAUTO PITCHつまみ設定が音に反映される
  9. BYPASSボタン:エフェクトが無効になる
  10. PITCHスライダー:声のピッチを調整、上下1オクターブの範囲で変化できる
  11. FORMANTスライダー:声のフォルマント調整。-にするほど男性的、+にするほど女性的な声質になる
  12. VOCODERボタン:ボコーダーボイスに変化できる
  13. HARMONYボタン:声にハーモニーを加える
  14. BALANCEスライダー:普通の声(NORMAL)とエフェクトをかけた声(EFFECT)のバランスを調整する
  15. REBERBスライダー:残響音の量を調整する(カラオケのエコー)
  16. AUTO PITCHつまみ(真ん中のつまみ):ピッチの補正。KEYつまみで設定したキーにあわせてダンス・ミュージックのしゃくりあげるような声に変化できる。


music92-04-roland-vt4
  1. PHONES端子:ヘッドホンを接続できる
  2. MIC IN端子(フロント):プラグイン・パワーに対応したマイクを接続できる
  3. LINE OUTスイッチ:MONOにすると、エフェクトのかかった音(L/MONO)とかかっていない音(R/BYPASS)が別々に出力される
  4. PHANTOMスイッチ:MIC IN端子(リア)にファンタム電源を供給する場合はオン


  1. POWERスイッチ:電源のオン・オフ
  2. USB端子:パソコンやコンセントにUSBケーブルでつなぐ
  3. MIDI IN端子:MIDI機器を接続できる
  4. MIC IN端子(リア):マイクをXLR端子で接続する
  5. LINE OUT端子:アンプやモニター・スピーカーに接続できる



VT-4はパソコンなしで使える

VT-4はパソコンなしで使える


Roland VT-4は、パソコンに接続しなくても使えるのが魅力。

電源はUSBパス電源か市販の単3電池(ニッケル水素電池かアルカリ電池)4本で使用できる。USBコンセントを使えば自宅のコンセントに接続して使ので便利だ。


USBパス電源に必要なもの

Roland VT-4を自宅で使うときは、単3電池ではなくUSBパス電源を使うほうがエコ。単3電池の電源は、外出先(ライブなど)で使うためのものと考えておきたい。

Roland VT-4は単品購入したときはUSBケーブルもUSBコンセントがついていないので、セットで買っておくと便利だ。

僕が、Roland VT-4で使っているUSBケーブルとUSBコンセントを紹介しておく。商品ごとの詳細説明記事もあるのであわせて参考にしてみてほしい。


Roland VT-4本体>>Roland VT-4を買う


Roland VT-4で使えるUSBケーブル>>USBケーブルを買う

レビュー記事はこちら>>Roland VT-4用にamazonベーシックUSB2.0ケーブル(タイプAオス-タイプBオス)を買ってみた


Roland VT-4で使えるUSBコンセント>>USBコンセントを買う

レビュー記事はこちら>>エレコムUSBコンセント(2ポート USB-A)を選んでよかった5つの理由



Roland VT-4を買う前の注意点

  • Roland VT-4はオーディオインターフェイスとしてはおすすめしない


Roland VT-4はボイスチェンジャーとして使えるだけでなく、オーディオインターフェイスとしても使うことができる。

ボイスチェンジャーとオーディオインターフェイスの両方を買うのは高いので、ボイスチェンジャーとしても使えるRoland VT-4を買っておこうと考えた人はちょっと待ってほしい。

Roland VT-4は、ボイスチェンジャーとしての機能がメインで、オーディオインターフェイスとしても使えるが性能は劣る。メインの使用用途がオーディオインターフェイスなら、Roland VT-4はおすすめしない。

オーディオインターフェイスとして使うなら、同価格帯のYAMAHAのAG03がおすすめだ。

ボイスチェンジャーがメインならRoland VT-4、オーディオインターフェイスがメインならYAMAHAのAG03を検討しよう。


オーディオインターフェイスの記事はこちら>>オーディオインターフェイスの必要性


Roland VT-4を使いこなすポイント

Roland VT-4を使いこなす3つのポイント
  1. マイクケーブルはXLRタイプを使う
  2. マイクは多少お金をかける
  3. 女性声にするときはピッチだけに頼らない


Roland VT-4は、直感で操作ができる手軽さがあるが、ボイスチェンジをしていくにはコツがある。

とくに、男性声・女性声を作るときはベースの声が重要になるので、ボイスチェンジャーだけに頼らない声の出し方を覚えることも大事だ。


マイクケーブルはXLRタイプを使う

マイクケーブルはXLR端子を使う


Roland VT-4で使うマイクケーブルは、フォーンプラグタイプではなくXLRを使おう。

Roland VT-4(ボイスチェンジャー)で声を変化させるとき、ベースの声質が悪いと音をうまく変化させることができない。

例えば、男性がきれいな女性声を出すときに、雑音の多い歪んだ音をベースに女性声を作るより、クリアな音をベースに女性声を作るほうがきれいに仕上がる


僕が使っているダイナミックマイクのXLRタイプのマイクケーブル>>D’Addario ダダリオ マイクケーブル Custom Series Microphone Cable PW-GM-25 (7.6m XLR-Phone)


マイクケーブルについての記事はこちら>>マイクケーブルを買う前に必ずチェックする2つのこと


マイクは多少お金をかける

マイクは多少お金をかける


歌の録音ならコンデンサーマイクが適しているが、耐久性の面ではダイナミックマイクに劣る。

もし、自分の楽曲を録音するのではなく、カラオケアプリを楽しむために使うなら壊れにくいダイナミックマイクがおすすめだ。


おすすめは壊れにくいダイナミックマイク>>SENNHEISER(ゼンハイザー)e935

SENNHEISER(ゼンハイザー)e935のレビューはこちら>>ボーカルマイクを1本だけ買うならゼンハイザーe935


女性声にするときはピッチだけに頼らない

女性声にするときはピッチだけに頼らない


Roland VT-4は、左側のつまみを調整することで、ピッチとフォルマントを変更することができる。

例えば、男性が自分の声を女性声にしたい場合、FORMANT(フォルマント)で女性声に寄せておいてから、PITCH(ピッチ)でキーを調整してみよう。

極端にピッチを上げてしまうと不自然な声になるので、無理なく地声で出せる高音にピッチで補正をかけるぐらいの感覚で調整するほうがうまくいく。


【まとめ】Roland VT-4の魅力

Roland VT-4の3つの魅力と3つの使い方のポイント

Roland VT-4ボイストランスフォーマー


Roland VT-4は、簡単操作で手軽に自分の声を変化させることができるボイスチェンジャー。

電源がない外で使うときでも単3電池4本で動かすことができる。コンパクトボディのボイスチェンジャーは、リアルタイムで声を自分好みに変化させられるのが魅力だ。

まとめでは、Roland VT-4を買うときに一緒に買っておくと便利なものを整理しておくので参考にしてみてほしい。


Roland VT-4を使うときに必要なもの


Roland VT-4を使うときにあれば便利なもの


スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました