独学で歌のレベルを一段上げたいなら、ポケカラの録音・採点機能を活用してみよう。
ポケカラの採点機能は、あなたの歌い方を客観的に評価してくれる最高のトレーナー。
単に点数を見るだけでなく、採点結果を深く掘り下げて、録音した歌とともに分析することで、歌の上達とテクニックの熟練度を上げることができる。
今回は、ポケカラの録音・採点機能を使って、あなたの歌唱力をアップする方法を紹介する。
ポケカラの採点結果とテクニック熟練度を徹底解説

- 採点結果の見方
- 基本評価の攻略
- テクニックの攻略
ポケカラの採点機能を使って、あなたの歌を客観的に分析しよう。
採点結果から、音程やリズム、抑揚などの重要評価ポイントから、ビブラートやしゃくりなどのテクニック熟練度までしっかりと分析することで、あなたの歌唱力をアップしていくことができる。
採点結果の見方

- ランク
- 総合得点
- 順位
- 完成度
歌い終わったら表示される採点結果画面の見方を確認しておこう。
ランク

ランクは、SSS、SS、S、A、B、C、Dの7段階で評価されている。曲の難易度にもよるが、SSSなら95点前後、SSなら90点前後を目安にしよう。
総合得点

次に気になるのが総合得点。
総合得点が高いから、聴いていて必ず上手とは限らないものの、少なくても音程は合っていてリズムも安定していないとSSSは出ないので、SSSを出すのも一つのテクニックと言える。
全国平均が低い曲は難易度が高く、全国平均が高い曲は難易度が低いことが多い。ただし、難易度の低い曲は平均点が高いので高得点でも上位を狙う難易度は高くなる。
順位

ポケカラの全国ランキング。
同じ曲を歌った全国の人数に対しあなたの順位が表示される。
完成度

完成度はテクニック熟練度をイメージしよう。ある程度高得点になると、ゴールド・シルバー・ブロンズで評価される。
画像では、97点であってもテクニック熟練度がまだ高くないからブロンズの評価になっている。

ポケカラでSSSを取りたいなら、歌の採点バーと曲の進行を目安にしよう。常に、歌の進行よりも歌の採点バーが前にあるように歌えるように練習することが大事。
基本評価の攻略

- 音程
- リズム
- 抑揚
- 安定感
- ロングトーン
ポケカラの基本評価は、音程、リズム、表現、ロングトーン、ビブラートの5つの主要な評価項目だ。それぞれの項目で、自分の得意・不得意を明確にして対策をしていこう。
音程

音程は、カラオケの採点でもっとも重要なポイント。
ポケカラは採点機能が使える曲は、音程がバーになっている。原曲をよく聴き込み、正しい音程を耳に焼き付けよう。しばらく原曲を聴いたら、バーから音程がズレた箇所を中心に練習しよう。
リズム

リズムの安定は、音程に匹敵する重要なポイント。
原曲を聴くときに体でリズムをとりながら聴くことで、リズムを体に叩き込むことが大事。
慣れてきたら、速い曲は少し前のめり、ゆったりした曲は少し遅らせぎみに歌うことで、曲の雰囲気を再現しやすくなるが、あまりおおげさにやるとリズムがズレていると判定されるので注意しよう。
抑揚

抑揚は歌の強弱。
SSSが取れずSS止まりになるときは、抑揚の評価が低い可能性があるので確認しよう。抑揚の評価を上げるテクニックは、歌詞の意味を理解し、感情を込めて歌うことが大事。
とくに、サビや盛り上がる部分で声量を上げる、Aメロで語りかけるように歌うなど、メリハリをつけることで、採点で判定しやすくすることを意識しよう。
点数を出す裏ワザは、AメロやBメロとサビのマイクの距離を変える方法。語りかけるように歌うAメロはマイクを離して歌い、サビはマイクを近づけて歌うことで抑揚の評価が上がりやすい。
安定感

安定感は、声のブレや揺れを評価している。
音程が不安のときに、音程バーの上下に細かく揺れてしまっていないかをチェックしよう。音程が合っていても、声が不安定になると安定感の評価が低くなるので注意しよう。
ロングトーン

バラードに多いロングトーン。
ロングトーンは、途中で息が切れないように、手前でしっかりと息を吸い込むことが大事。息が続かない場合は、腹式呼吸ができているかを確認しよう。
ロングトーンは、表示されているバーより少し長く安定して声を伸ばす練習をすることが大事。
テクニック熟練度の攻略

- ビブラート
- しゃくり
- モルデント
- テクニック熟練度
基本テクニックの攻略ができたら、次はテクニック熟練度を意識しよう。テクニック熟練度は、ビブラートやしゃくりなどのテクニックを評価している。
原曲と同じところでテクニックを使う必要があるため、ある程度原曲を聴きこんでいるほうが歌で再現しやすいので、しっかりと原曲を聴くことが大事だ。
ビブラート

歌が上手くなりたいときに一番意識するテクニックが声を震わせるビブラート。
音楽ジャンルや曲のスピードによってビブラートのかけ方が違うので、ただ声を震わせればいいわけじゃないので注意しよう。
たとえば、軽快なロックナンバーで、演歌で使う波が大きいゆっくり震えるビブラートを歌うと曲とは合わなくなる。
しゃくり

しゃくりは、歌い出しなどで半音下から入って原曲の音に合わせにいくテクニック。ビブラートに比べて攻略しやすいテクニックではあるので、しゃくりを意識して練習するのがおすすめ。
モルデント

モルデントは、原曲の音と一つ下の音を素早く往復させるテクニック。
モルデントがあることはほとんどなく、相当歌がうまい歌手の曲じゃないとなかなかお目にかかれない。もし、モルデントの回数が記載されている曲が見つかったら、モルデントの練習をしてみよう。
テクニック熟練度

テクニック熟練度は、ビブラート、しゃくり、モルデントの総合評価。
ビブラートの箇所やしゃくりの箇所が原曲の通りになっているため、たとえば全部の語尾にビブラートをかけても評価されないので注意が必要だ。
ポケカラのテクニックを磨くPDCAサイクル

- 録音した歌声を客観的に分析する
- 原曲のお手本と聴き比べる
- 改善点を明確にし再挑戦する
ポケカラは高性能なカラオケアプリで、歌の練習には最適だ。
歌は自動で録音され、歌い終わると採点される。録音した歌を再生することで、自分の歌を客観的に分析し、歌の改善をするためのツールとして使うことができる。
歌の上達における、いわゆる「PDCAサイクル」(Plan-Do-Check-Action)を回すための機能があるので、ポケカラで歌の練習をすることで歌のテクニックを磨くことができ、歌の上達を実感できるのが魅力だ。
録音した歌声を客観的に分析する

- 録音環境を改善する
- 耳の痛い部分と向き合う
- いい部分を探す
歌い終えたら、録音された自分の歌声を再生して聴いてみよう。自分の歌声を聴くときは、音程・リズム・抑揚などの基本ができているかしっかりとチェックすることががもっとも大事。
録音した歌を聴くようになると自分の歌声の音質が気になるようになる。
最初はスマホマイクかスマホに付属しているイヤホンマイクで歌っていたものの、少しずつヘッドセットやダイナミックマイク、コンデンサーマイクで歌うことに興味をもつようになるはず。
歌を公開する以上、あなたの歌を聴くリスナーさんがいることを意識して、よりよい録音環境でいい音で聴いてもらえるよう努力しよう。
歌のうまさも大事だが、自分の歌を聴けという姿勢よりも、聴いてくれるリスナーのことを考えて音質の改善をしている姿勢が大事。

録音環境を改善する
音質の良いマイクやヘッドホンを使うと、自分の声の細かいニュアンスまで聴き取ることができる。神は細部に宿ると言われているので、細かな部分まで徹底的にこだわることで、歌のレベルは向上する。
耳の痛い部分と向き合う
録音した自分の歌声を聴いていると、いろんなことに気づくことができる。
たとえば、AメロとBメロの入り方が、前のめりであったり遅れ気味であったりと安定していないことに気づいたり、声は出ているけど自分が得意なキーではないことに気づいたり。
聴いていてなんとなく違和感がある部分は改善のチャンスなので、直感的に違和感がある部分を中心に練習をしてみることが大事。
いい部分を探す
自分の歌声を聴くときは、悪い部分ばかりを探すのではなく、いい部分を探すことで自分の強みに気づくことができる。
たとえば、サビが壮大な歌はビブラートがかけやすく自分に合っていたなとか、自分はロックが好きだけどバラードを歌ってみたら自分の声には合っていたなど、新しい発見があると自信がある部分がわかり、歌のレベルを一段引き上げるきっかけになる。
原曲のお手本と聴き比べる

歌のテクニックを磨くときに、一番の近道は、原曲のお手本を真似ること。
たとえば、呼吸のタイミングから声の出し方、歌い方の癖までを徹底的に真似ることで、ビブラートやしゃくりなどのテクニックを原曲に合わせやすくなる。
ただし、歌のうまさはモノマネではないので、本当に歌を上達したい場合は、まずは真似てみて、歌えるようになってきたら、自分らしく歌うことを意識していくが大事になる。
改善点を明確にし再挑戦する

録音した歌声を聴いて、直すポイントが見つかったら、すぐに歌いなおして再挑戦してみよう。
たとえば、サビへの入りがいつも一音下がっていることに気づいたら、サビの入りだけを集中して練習し、再度録音して改善したかを確認しよう。
時間が経ってしまって、直すポイントを忘れてしまう前に、歌いなおして自分の歌声を録音しておくことが大事。
難しい曲の場合は、Aメロ、Bメロ、Cメロ(サビ)のようにパートごとに分解して練習することで、少しずつ歌の熟練度を上げていこう。
【まとめ】ポケカラでテクニック上には客観的分析と反復練習が重要

ステップ | ポイント | 具体的なアクション |
---|---|---|
Plan(計画) | 原曲のお手本を徹底的に聴き込む | 呼吸のタイミング、声の出し方、ビブラートやしゃくりなどのテクニックの真似るポイントを明確にする |
Do(実行) | 改善点を意識して歌いなおす | サビの入り方や抑揚のつけ方など、改善内容を意識して歌を録音する |
Check(評価・分析) | 採点結果と録音した歌声を客観的に分析する | 採点結果から、音程、リズム、抑揚などの基本評価とテクニック熟練度を深く掘り下げ、録音した自分の声と照らし合わせ、どこが良かったか、どこに課題が残ったのかを特定する |
Action(改善・行動) | 直すポイントを修正し再挑戦する | ロングトーンでの息切れやしゃくりのズレなど、分析でわかった課題を修正し、次のPlanにつなげる。課題が難しい場合は、パートごとに分解して練習する |
独学で歌のレベルを一段階上げたいなら、ポケカラの録音・採点機能を活用しよう。
ポケカラがあなたの歌を分析し、録音した歌声を繰り返し聴くことで、最高のトレーナーとして、あなたの歌の改善ポイントを教えてくれる。
採点結果は、単に点数だけを見るのではなく、音程やリズム、抑揚などの基本評価と、ビブラートやしゃくりなどのテクニック熟練度をしっかりと分析することが大事。
客観的分析をするときには、自分が「なんとなくうまく歌えている」と思っていた部分や、「苦手だ」と思っていた部分を数値と音程バーの視覚情報から細かく確認できる。
分析が終れば、反復練習に入ろう。
録音と分析を繰り返すことで、修正するポイントを記憶が新しいうちに特定し、再挑戦をして体で覚えることができる。
何度も繰り返し歌うことで、テクニックの再現性を高め、歌の熟練度を着実に上げていこう。
歌の上達を加速させたい場合は、上の表にまとめたPDCAサイクルを使ってみてほしい。
<歌がうまくなりたいならボイストレーニング>
より本格的に歌を上達させたいなら、ボイストレーニングがおすすめ。プロの指導を受けることで、自分の弱点を克服し、さらに表現豊かな歌声を身につけましょう。

ブラッシュボイスは、カラオケを上達したい人にぴったりのリーズナブルなボイストレーニング。外部音楽スタジオでのレッスンを入れると、多くのエリアに対応しているのが魅力だ。
月2回までであれば、ブラッシュボイスが「スタジオ利用料補償制度」を用意しているので、くわしくは公式サイトをチェックしてみてほしい。>>ブラッシュボイスの公式サイト
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