日本のロックンロールはメロディアスだ。
リズム重視の音楽とは違う、メロディ重視のロックンロール。藤井フミヤのロックンロールは、本来の日本のロックンロールを表現したアルバム。
今回は、藤井フミヤの魅力に、アルバム『R&R(ロックンロール)』からせまってみよう。
紹介するアルバム>>R&R(ロックンロール)/藤井フミヤ
アルバム『ロックンロール』藤井フミヤ
- タイトル:R&R(ロックンロール)
- アーティスト:藤井フミヤ
- ジャンル:ロックンロール
- 発売:1995年6月7日(2007年8月14日)
アルバム『R&R(ロックンロール)』紹介
アルバム『R&R』は1995年に発売されたアルバム。さすが藤井フミヤと思わせる豪華メンバーを迎えてのアルバム制作をしている。ロックからブルースの日本の音楽シーンのメンバーが集結したアルバム。
僕は、チェッカーズを聴いた世代ではない。だから、チェッカーズではなく、あくまで藤井フミヤというアーティストが好きだ。
僕が知る藤井フミヤは、メジャー路線のポップアーティスト。有名な曲が多いイメージだ。初めて『R&R』を聴いたときも、ポップアーティストのイメージを持っていた。久しぶりに、『R&R』を聴いてみるとメロディのかっこよさが光る。
藤井フミヤのすごさは藤井フミヤの個性
藤井フミヤのアルバム『R&R』は遊び心がある。
シンプルなロックンロール、ブルース、ポップまで盛りだくさんだ。そして、ポップでキャッチーな藤井フミヤの声が曲を完成させる。
藤井フミヤだけの独特の世界。歌が上手とかの技術面では、藤井フミヤのすごさは語れない。ジャンルはロックンロールではなく藤井フミヤなのだ。
藤井フミヤのすごさは、ボーカルでもっとも大事な声のよさだ。藤井フミヤより歌が上手だったとしても、彼の世界を作ることはできないだろう。
アルバム『R&R(ロックンロール)』収録曲
- Sweet Sea Side
- タイムマシーン
- Tokyo Runaway Blues
- ストレイキャット
- Two Punks
- Days
- 紙飛行機
- Little Sky
- マリア
- P.S.マリア
\藤井フミヤのロックンロール/
R&R(ロックンロール)おすすめの5曲
藤井フミヤのアルバム『R&R(ロックンロール)』は名曲が多い。
10曲のうち5曲となると、半分の曲紹介になってしまう。それでも5曲を選ぼう。3曲では少なすぎる名曲の数々。
03.Tokyo Runaway Blues
ブルースも藤井フミヤが歌うとポップでキャッチーになる。藤井フミヤは聴かせるイメージが強いが、こういう歌も合う。この悪ふざけ感が藤井フミヤの魅力の1つだろう。
05.Two Punks
藤井フミヤの得意とする音域。このだるさのある感じは、藤井フミヤのよさが光る。ベースと藤井フミヤの音の相性がいい1曲。
06.Days
これぞ、日本のポップ。イントロのかっこよさ。少しなつかしさの感じるブルーシーな音から始まる聴かせるポップ曲。
07.紙飛行機
藤井フミヤは歌で聴かせるというよりは声で聴かせるアーティストだとわかる曲。2枚目路線で通用する数少ない声に恵まれたアーティスト。藤井フミヤらしい独特の声の使い方を聴いてみよう。
08.Little Sky
Little Skyは、文句なしで1番好きな歌。
語りかけるような、まさにソロだからこそできる世界観。藤井フミヤの声は、喜怒哀楽でいえば哀しみかもしれない。語りかけるような孤独を感じる歌を聴けば、男でもほれるだろう。
\藤井フミヤのロックンロール/
アルバム『R&R(ロックンロール)は物足りない?!
アルバム『R&R(ロックンロール)』はすごくおすすめの1枚だ。
ただ、やはり曲数が少ないのが残念なところ。10曲では藤井フミヤのよさを伝えきれないだろう。
藤井フミヤと言えば、True Loveのイメージが強い。でも、藤井フミヤを知れば、もっと深い部分のかっこよさに気づく。
ある程度年齢を重ねた男性の魅力は、彼のような世界観をもっているかなのかも。
\藤井フミヤのロックンロール/
アルバム『R&R(ロックンロール)』は2種類ある
曲数も曲も同じだが、現在2種類のアルバムがリリースされている。
CD派かダウンロード派かによって購入は決めたらいいだろう。CD派の人向け『R&R』は1995年発売時のオリジナル版、ダウンロード購入向け『ロックンロール』はデジタルコンテンツ版。どちらも同じ収録曲。
アルバム『R&R(ロックンロール)』藤井フミヤをゆっくり聴いてみよう。
\藤井フミヤのロックンロール/