コンデンサーマイクを選んだら、次に選ぶのは「オーディオインターフェイス」。
オーディオインターフェイスはマイクが拾った音をデジタルに変換し、PCやスマホへ届ける音楽機材で、歌や楽器の録音の心臓部。
オーディオインターフェイスは数多くあり、最初に自分に合う一台を見つけるのは難しい。
今回は、「オーディオインターフェイス」の選び方を整理し、私が実際に愛用しているモデルや競合モデルを中心に紹介するので、あなたの用途にあわせて選んでみてほしい。
まだコンデンサーマイクを選んでいない人はこちら>>【本格派】ポケカラでプロ級の音源を作る!おすすめのコンデンサーマイク5選
オーディオインターフェイスの選び方は?失敗しない3つのポイント

- 直感的に操作できるか
- ループバック機能が備わっているか
- スマホ接続への適応力
オーディオインターフェイスを選ぶ際は、スペック表を見る前に選び方のポイントを押さえておくことが大切。3つのポイントを知った上でスペック表を見ることで、あなたに合う一台を見つけられる。
直感的に操作できるか(ツマミがあるか)
とくに初心者の場合、PC画面上のソフトで音量を操作するなどの複雑な操作は避けたいところ。
手元のフェーダー(スライド式の音量調整スイッチ)やツマミ(回転式の音量調整スイッチ)で瞬時に音量を調整できるオーディオインターフェイスを選ぶのが、ストレスのない録音への近道になる。
スライド式の音量調整「フェーダー」は、ミキシング時の音量バランス調整が得意。複数の音を同時に上げ下げすることで、視覚的にも音量バランスを把握しやすい。
回転式の音量調整「つまみ」は、録音時の音量を決め、EQなどの音色作りをするのが得意。歌などのひとつのパートをじっくりと追い込むときに使いやすい。
「ゲイン」と「ボリューム」は、どちらも音を大きくするイメージだが、ゲインは入口の音量、ボリュームは出口の音量を調整する。
「ゲイン」を上げすぎると音が割れ、逆に小さすぎると後で音を上げたときに「サー」というノイズまで大きくなる。
「ボリューム」は、すでに機材の中にある音を、スピーカーやヘッドホンからどれぐらいの大きさで鳴らすかを調整して、今自分が聴く音の大きさを決める役割。ボリュームをいくら上げ下げしても、録音される音の音質や波形の大きさは変わらない。
ループバック機能が備わっているか
ループバック機能とは、「PCから流れている音」と「マイクの音」をミックスしてPCに戻す機能のこと。
通常、オーディオインターフェイスは、「外の音(マイクやギター)」をPCに送るのが仕事。
たとえば、カラオケ音源(PC再生)に合わせて歌ってみた配信をする場合などは、ループバック機能がないと配信ソフトには「マイクの音」しか届かず、視聴者にはBGM(伴奏)が聴こえない。
ループバック機能を使うことで、PC内の音とマイクの音を一つのセットにして配信に乗せることができる。
ポケカラなどのアプリで歌うときはもちろん、オリジナル曲制作で歌やギターなど楽器の録音する際に便利なので、オーディオインターフェイスにループバック機能が備わっているタイプを選ぼう。
スマホ接続への適応力
スマホでオーディオインターフェースを使う際に一番問題になるのが「電力不足」。
本来PCからの給電を前提としているインターフェースにとって、スマホが供給できる電力は弱い。電力が足りないと、動作が不安定になったり、録音中にノイズが発生したりする原因となるので注意が必要だ。
スマホでオーディオインターフェイスを使用する際にも安定できるモデルを選ぶには、「外部電源(USB給電)」を備えたモデルを選ぼう。
たとえば、スマホ用とは別に「給電専用端子」を備えたモデルであれば、コンセントやモバイルバッテリーから直接電力を補給できる。
電力不足の心配がなくなれば、コンデンサーマイクの性能をフルに引き出し、長時間の配信や録音も安定して行うことができる。
【比較表】用途別オーディオインターフェイスの選び方
| 比較項目 | YAMAHA AG03MK2 | Steinberg UR-RT2 | Arturia MiniFuse 2 | MOTU M2 | Audio Technica AT-UMX3 |
| イメージ画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 主な用途 | 配信・歌ってみた | 本格レコーディング | 宅録・モバイル配信 | 高音質・本格派 | 配信・手軽さ重視 |
| 強み | 直感操作と配信機能の充実 | プロ級の太い音(トランス搭載) | スマホ・PCの2台同時接続 | 圧倒的な解像度と視認性 | 小型・ドライバ不要の手軽さ |
| 物理フェーダー | あり | なし | なし | なし | なし(ノブ操作) |
| ループバック | あり | あり | あり | あり | あり |
| スマホ接続 | ◎(給電端子あり) | 〇 | ◎(OTGポート搭載) | 〇 | ◎(専用端子あり) |
| 参考価格 | 約18,000円 | 約40,000円 | 約18,000円 | 約36,000円 | 約20,000円 |
| 購入はこちら>> | 購入する | 購入する | 購入する | 購入する | 購入する |
オーディオインターフェイスの選び方の3つのポイントを比較対象にした比較表を作成した。オーディオインターフェイスの選び方のポイントとしては、あなたが使用する用途で絞り込んでいくこと。
スマホを使ってポケカラでコンデンサーマイクを使うなら、スマホ接続に優位性がある「YAMAHA AG03MK2」「Arturia MiniFuse 2」「Audio Technica AT-UMX3」の3モデルの中から選ぶのがおすすめ。
オリジナル曲などの楽曲を制作するPC作業がメインなら、本格派の「Steinberg UR-RT2」「MOTU M2」の2機種から選ぶと満足のいく録音環境を整えられる。
迷ったらこれ|YAMAHAのオーディオインターフェイスAG03

- 直感的なフェーダー操作
- ワンタッチ・エフェクト
- ミュートボタンの安心感
自宅で録音する宅録で使用することに用途を絞った場合のオーディオインターフェイスの選び方は、直感的に操作がしやすいかになる。
私自身も愛用しているYAMAHAのAG03は、とくに初心者の「歌い手・配信者」に寄り添った仕様になっている。
個人的には、最近のYAMAHAは本当に良いものを作っていると感じている。初心者にYAMAHAのAG03がおすすめな3つの理由を紹介しておくので参考にしてみてほしい。
直感的なフェーダー操作
YAMAHAのAG03のマイクの音量調整はスライドのフェーダー。歌いながらでも微調整しやすいのが魅力。
ワンタッチ・エフェクト
YAMAHAのAG03は、ボタン一つでコンプレッサー(音圧調整)やリバーブ(エコー)をかけられる。難しい設定なしで、簡単に「それっぽい音」を作れるのが最大の魅力だ。
ミュートボタンの安心感
YAMAHAのAG03は、咳き込む際や休憩時に、手元のボタン一つで音を遮断できる。
週末に歌う習慣がある場合なら、週末にオーディオインターフェイスを立ち上げて操作方法を思い出すのは面倒。
直感で操作ができるYAMAHAのAG03は、週末ROCKER(ロッカー)にも優しいオーディオインターフェイスなのだ。
\初心者から使いやすい!/
【目的別】その他のオーディオインターフェイスの選び方と注目モデル

- スマホ配信をよりスマートにする
- スマホとPCの二刀流
- 圧倒的な音質を実現
もし、あなたがオーディオインターフェイスを使う用途を絞っているなら選び方はシンプル。オーディオインターフェイスは、YAMAHAのAG03以外にも、用途によっては有力な候補が存在する。
スマホ配信がメインならスマホに強いモデル、楽曲制作などのPC作業が多いなら本格的なレコーディングができるモデル。
まだ「用途を絞り切れていない」、もしくは「スマホ・PC両方で使う」予定なら、二刀流で使いやすいモデルを選ぼう。
スマホ配信をよりスマートにする|Audio-Technica AT-UMX3

Audio-Technica(オーディオテクニカ)のAT-UMX3は、2024年に登場した配信向けミキサー。
驚くほどコンパクト(CDケースサイズ)で、マイクメーカーならではの「ノイズ耐性」が高いのが魅力。
スマホとの接続を前提とした設計で、マイクを差し込むだけですぐに使うことができる。
\Amazonベストセラー1位!/
スマホとPCの二刀流|Arturia MiniFuse 2

Arturia(アートリア)のMiniFuse 2 OTGは、2025年後半に話題となったオーディオインターフェイス。
「OTGポート」を搭載しており、スマホへ直接デジタル接続できるのが魅力だ。PCで制作しながら、その音をスマホで同時配信するといった「2台使い」にもっとも強いモデル。
中級者以上の配信者や楽曲制作者におすすめのモデル。
\中級者におすすめモデル/
OTGポートの正式名称は、USB On-The-Go(オン・ザ・ゴー)。スマホやタブレットに、マウスやUSBメモリ、オーディオインターフェイスなどを直接つなぐことができる。
最近のAndroidスマホはほぼ対応しているが、使っているスマホやタブレットがOTGに対応しているなら、OTGポートを搭載しているオーディオインターフェイスはおすすめ。
圧倒的な音質を実現

「録音する音そのもの」にこだわりたいなら、「MOTU M2」か「Steinberg(スタインバーグ)UR-RT2」の2択。
とくに、「Steinberg(スタインバーグ)UR-RT2」は高級ミキサーで使われるトランスを搭載しており、声に艶を与えてくれるのが魅力。プロ級の音源制作を目指すなら、最初からオーディオインターフェイスに投資しておくだけの価値はある。
ただし、「Steinberg UR-RT2」はすでに生産修了しているため、ほしいなら在庫がなくなる前に手に入れておく必要がある。
アマゾンの在庫を確認する>>「Steinberg UR-RT2」
今買うならおすすめは「MOTU M2」。
YAMAHAのAG03より価格は高いが、数十万円クラスのオーディオインターフェイスで使用されるESS Sabre32 Ultra DAコンバーターテクノロジーを採用している。パワフルなヘッドホン出力が魅力だ。
\歌・ギター枠配信におすすめ!/
まとめ|オーディオインターフェイスの選び方

- 配信・ポケカラがメイン「YAMAHA AG03MK2」
- スマホ配信の手軽さ「Audio-Technica AT-UMX3」
- 最新のモバイル/PC両立「Arturia MiniFuse 2 OTG」
- 最高峰の音質「MOTU M2」もしくは「UR-RT2」
オーディオインターフェイスの選び方のまとめ。
オーディオインターフェイスの選び方の正解は、あなたの「活動スタイル」にある。
あなたが「どういうシーンでどう歌いたいか」を基準に選んでほしい。もし、どれにするか迷ったら「YAMAHAのAG03MK2」を選んでおくと失敗しない。
- 配信・ポケカラがメインなら>>「YAMAHA AG03MK2」
- スマホ配信の手軽さなら>>「Audio-Technica AT-UMX3」
- 最新のモバイル/PC両立なら>>「Arturia MiniFuse 2 OTG」
- 最高峰の音質を狙うなら>>「MOTU M2」もしくは「UR-RT2」


