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音楽スタジオの作り方~必要な工具をそろえよう~

音楽スタジオの作り方~必要な工具を揃えよう~ スタジオの作り方

音楽スタジオを作るのに必要な工具を確認しよう。

音楽スタジオを作り始める前に必要な工具をそろえておくことが大切。作業中に足らない工具をあわてて買いに走らなくていいようにしっかりとそろえておこう。

まずは、あなたが求める防音レベルを知ることで作業工程を決めることが重要だ。どの防音レベルにするかでそろえる工具がかわるので、防音レベルを決めてから工具をそろえよう。


音楽スタジオを作る作業工程

音楽スタジオを作る作業工程


音楽スタジオ工具をそろえる前に、あなたが作る音楽スタジオがどのレベルの防音をするのかを決めておこう。

防音レベルは、あなたが演奏する楽器によっても変わってくる。シアタールームとして使う防音室なら、今回紹介する方法で十分防音することができる。ただし、ドラムやトランペット、全力で歌を歌う用途で使うなど、大きな音を防音したい場合は簡単な遮音と吸音だけでは厳しい


音楽スタジオの作業工程

  1. 部屋の寸法を測る
  2. マスキングテープを貼る
  3. 両面テープを貼る(タッカーでとめる)
  4. 遮音シートをカットする
  5. 遮音シートを貼る
  6. ニードルフェルトをカットする
  7. ニードルフェルトを貼る(タッカーでとめる)
  8. 遮音シートをカットする
  9. 遮音シートを貼る
  10. 吸音材に両面テープを貼る
  11. 吸音材を貼る


実際に僕がした音楽スタジオのDIY防音工事の作業工程は全11項目。

※カーテンレールを外すなどの作業は省略している

ふとんをかぶって歌うぐらいの防音でいいなら、6~9のニードルフェルトの工程は飛ばすことができる。最低限の防音なら遮音シート+吸音材がおすすめ。

ただし、作業を終えたあとにやり直すのは大変だし、遮音シートや吸音材、粘着テープなども無駄になるので、最初から防音レベルを決めるようにしてほしい。

防音レベルを考えるときは、あなたが音楽スタジオで使用する楽器で防音レベルを決めるのもひとつ。

ピアノやギター、ベースに比べ、ドラムは、防音レベルを高くする必要がある。歌は大きな音(通りやすい音)なので防音レベルを高くしておく必要がある。声量がある場合、ドラムと同等以上の音になるので、かなりの防音をしないと音漏れがすると考えておこう。


音楽スタジオを作るのに必要な工具

音楽スタジオを作るのに必要な工具
  • 3m以上測ることができるメジャー
  • タッカー
  • 1m以上の定規
  • 大きめのカッティングマット
  • 耐久性のあるカッター
  • ダンボールが切れるはさみ
  • ドライバー


音楽スタジオを作るのに必要な工具は、予算の許す限りいいものをそろえよう。

あまり安物の工具をそろえてしまうと作業性が悪くなり、音楽スタジオ作りの難易度を上げてしまうので注意が必要だ。

お金をかける工具、かけない工具のポイントも書いておくので参考にしてみてほしい。

音楽スタジオ作りは材料費もかなりかかるので、まずは家の中にある工具を集めて足らないものをそろえるようにしよう。

上の写真は、実際に僕が音楽スタジオを作るときに使った工具

同じものをそろえる必要はないけど、使用してみてメリット・デメリットもあったので簡単に紹介しておく。


3m以上測ることができるメジャー

音楽スタジオを作るときにかかせないのがメジャー。

できれば、100均のものではなくちゃんとしたものを買っておこう。「寸法を測るだけなら100均のものでいいのでは?」と思う人もいると思うけど、そこそこの値段がするメジャーは、自動で巻取りをするときに壊れにくいのが魅力。

最初に部屋の寸法を測るとき以外にも、遮音シートをカットするときなど何度も使うのでちょっといいメジャーを買っておくのがおすすめ。


タッカー

タッカーは、ホッチキスのように壁に打ち込む工具。

100均でも300円で売っていると話題になっているが、遮音シートやニードルフェルトなど厚みがあるものを打ち込むときには、安いものだと芯の深さが足らないので注意が必要だ。

写真のタッカーは実際に僕が使ったタッカー。10mmまで打ち込むことができる。選んだ理由は、芯の深さが10mmもあることと替え芯が汎用品であること。

遮音シートやニードルフェルトを貼り付けるとき、かなりのタッカーを打ち込むことになるので、替え芯を忘れずに買っておこう。

部屋の大きさにもよるけど、2000本の替え芯を買っておくと安心。僕が作業したときは、200本+2000本の替え芯を用意していたのに、ほとんどの芯を使ってしまった。


1m以上の定規

1m以上の定規は、カット師がおすすめ。

カット師は背面のグリップ力が高く滑りにくい。遮音シートをカットするとき、定規がずれやすいのでグリップ力が高くズレにくい定規にしておきたい。カット師は、音楽スタジオ作りで買ってよかったアイテム。


大きめのカッティングマット

カッティングマットは、カッターを使うときに床を傷つけない必須アイテム。

遮音シートのカットをするので、できるだけ大きなカッティングマットを選ぼう。僕が使用したのはA1のカッティングマット。遮音シートの幅方向のカットなら2回で切ることができる。

遮音シートは重いので、カッターで切るときは、カッティングマットの移動回数を減らす工夫をするのが作業を楽にするポイントだ。


耐久性のあるカッター

カッターは、遮音シートのカットに使う。

遮音シートは1回で切ることが音楽スタジオをきれいに仕上げるポイントになる。カッターは、厚みのある遮音シートを何枚も切るので耐久性を重視したい。吸音材を部屋中に貼る場合は、吸音材をカットするときにも使用する。


ダンボールが切れるはさみ

はさみは、100均のものではなく、切れ味のいいはさみを使用したい。

はさみは、マスキングテープのカットや両面テープのカット、ニードルフェルトのカットに使用する。ダンボールが切れるはさみを選んでおくのがおすすめ。

2本セットをおすすめした理由は、僕が作業しているときに2本のはさみを使ったから。両面テープカット用と、ニードルフェルトカット用をわけて使った。実際は、1本でも作業にそこまで支障はないので予算に余裕がないなら1本を買おう。

なお、両面テープをカットした後、刃に粘着している両面テープの接着剤をとっておくことを忘れないようにしたい。


ドライバー

音楽スタジオを作るときにドライバーを使用するのは、カーテンレールの取り外しと取り付け。

そこまで使用しないので、ドライバーは安いもので問題ない。写真のドライバーは、キリのような細いものがついているので、遮音シートやニードルフェルトに穴をあけるときに便利。


あれば便利な工具

  • キリ
  • かなづち
  • 0.7mmのボールペン
  • 室内用の脚立
  • 床を傷つけない毛布


かなづちは、タッカーで打ち込んだ芯を壁に押し込むために使用する。

かなづちは音が響きにくい木製がおすすめ。防音工事の作業をすると音で苦情が来そうなら、かなづちにタオルを巻いて使用するといいだろう。

かなづちは安物でも問題ないので、100均で買えるアイテムのひとつだ。タッカーの裏側で芯を叩くことも可能だけど、かなづちはあると便利なので買っておきたい。


0.7mmのボールペン

音楽スタジオを作るときにノートとペンは必須アイテム。

新しく買う必要はないので、家にあるノートとペンを用意しておこう。ノートは、部屋の寸法や作業工程、材料の計算にも使用する。

ペンは、マスキングテープに寸法を書いたり、遮音シートをカットをするときにも使うので、0.7mmを使用するのがおすすめ。



室内用の脚立

椅子で代用可。

マスキングテープ、両面テープ、遮音シート、ニードルフェルト、吸音材を貼るときに使用する。とくに高級品である必要はないが、脚立は軽いものを選ぶことを意識しよう。

何度も脚立を移動させるので、重い脚立だと疲れる。部屋で使うので、屋外で使うものとは別で持っておきたい。


床を傷つけない毛布

使わなくなった毛布や小型のマットを脚立の下にひくことを忘れないようにしたい。

遮音シートは重いので、脚立が動いたときに床を傷つける可能性がある。毛布やマットは新しく買う必要はなく、家にある捨ててもいいようなものを使用しよう。


【まとめ】音楽スタジオに必要な工具

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音楽スタジオを作るためには工具が必要になる。

普段からDIYをしている人はすでに持っている工具も多かったと思う。僕の場合は、初めてのDIYが音楽スタジオ作りだったため、工具を一式そろえることになった。

工具をそろえてみて気づいたのは、ケチって安い工具を使うよりプロが使うような工具を使う方が作業しやすいこと。

とくに、メジャーや定規、タッカーはいいものを買うようにしよう。

カッティングマットは、大きめのシートを買っておくと作業も楽。音楽スタジオ作りで使った道具で、意外に活躍したのが脚立。

遮音シートは重いので、バランスを取りやすい脚立が便利だった。カッターとはさみも耐久性があるものにしておくことが大切だ。

音楽スタジオを作ると決めたら、いいものを作れるようしっかりと準備しておこう。


音楽スタジオに必要な工具リスト


次回は、音楽スタジオの部屋の寸法の測り方を紹介。実際に、僕が音楽スタジオを作り始める前に測った寸法をもとに測り方のコツを紹介する。

すぐに音楽スタジオを作り始めたい人もいるとは思うけど、部屋の寸法を測ってから必要な材料を手配する方が無駄がないので、しっかり確認しておこう。



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