「コンデンサーマイクさえ買えば、すぐにプロのような音で歌える」と考えている方は、少しだけ待ってください。
実は、コンデンサーマイクは非常に繊細な楽器で、マイク単体では音を出すことすらできません。
コンデンサーマイクのポテンシャルをフルに引き出し、ノイズのないクリアな音で録音するためには、いくつかの周辺機材が必要です。
今回は、コンデンサーマイクで歌うと決めたら、必要なものをそろえましょう。「3つの基本機材」と、「クオリティを上げるための便利アイテム」をご紹介します。
まだコンデンサーマイクを選んでない人はこちら>>【本格派】ポケカラでプロ級の音源を作る!おすすめのコンデンサーマイク5選
コンデンサーマイクを使うなら必要な3つの基本機材

- オーディオインターフェイス
- XLRケーブル
- モニターヘッドホン
コンデンサーマイクは、単体で歌声を録音することができません。
コンデンサーマイクを使う際に最低限必要なものは、「オーディオインターフェイス」「XLRケーブル」「モニターヘッドホン」の3点です。
初心者セットで妥協せず、長く使えるものをひとつずつ選ぶのが、結果としてコスパ良く上達する近道になります。
オーディオインターフェイス

一つ目は、オーディオインターフェース。
オーディオインターフェイスは、コンデンサーマイクが拾ったアナログ信号をデジタルに変換し、PCやスマホへ送る役割を担っています。
コンデンサーマイクに必要な「ファンタム電源(+48V)」という電力はインターフェースから供給されるため、オーディオインターフェイスは歌声の録音の心臓部とも言えます。
\シンプルな3チャンネル/
XLRケーブル

二つ目は、XLRケーブル(キャノンケーブル)。
XLRケーブルは、マイクとインターフェイスをつなぐ専用の3ピンケーブルです。
安価なマイクでは、TSコネクタを使っていたり、XLRケーブルが付属していることもありますが、コンデンサーマイクのXLRケーブルは基本的には別売りと考えておきましょう。
音質と耐久性を考えるなら、別売りのしっかりしたXLRケーブルを用意しましょう。
\見た目もおしゃれ/
モニターヘッドホン

三つ目は、モニタリング用のヘッドホン。
モニターヘッドホンは、録音中に「自分の声がどう響いているか」を正確に確認するために必要です。
スピーカーから音を出して録音すると、マイクがスピーカーの音を拾ってしまい、ハウリングやループ(フィードバック・ループ)の原因になります。
周囲の音を遮断する密閉型のヘッドホンを選びましょう。
\コスパ最強!/
ハウリング
ハウリングとは、マイクが拾った音をスピーカーから出して再びマイクが拾ってしまうことで発生する「キーン」「ブーン」という不快な音のことです。
コンデンサーマイクは感度が高いため、ダイナミックマイクよりもハウリングしやすいので注意しましょう。
ループ(フィードバック・ループ)
ループとは、本来流すつもりのない伴奏や自分の声が二重に重なって録音されてしまう現象です。
クオリティを上げる|コンデンサーマイクのノイズ対策に必要なもの

- ポップガード
- ショックマウント
- マイクアーム(マイクスタンド)
コンデンサーマイクは非常に感度が高いため、ダイナミックマイクでは拾わないような生活音や、わずかな振動も拾ってしまいます。
コンデンサーマイクは、録音環境が整えることで性能を発揮します。自宅で録音する場合には、クリアな音を保つためのノイズ対策機材をそろえておくのがおすすめです。
たとえば、自宅が電車や車の音などが気になるような雑音が多い録音環境の場合は、ダイナミックマイクで録音するほうがクリアな音で録音できることもあります。
歌の録音にコンデンサーマイクを使うなら、静かな環境で録音できるように工夫しましょう。
ノイズ対策の機材は必須アイテムではないものの、録音する際には必要なものとしてそろえることでコンデンサーマイクの性能を発揮することができます。
私はポケカラで録音する際は、ダイナミックマイクを使用しています(一部のダンスナンバーはヘッドセット)。
ポケカラは、ダイナミックマイクを選ぶことで、歌うときにマイクとの距離や角度などをシビアにコントロールしなくていいので、カラオケをしている感覚で録音できます。

ダイナミックマイクの比較記事はこちら>>【本格派向け】ポケカラで歌の音質を劇的に変えるダイナミックマイク5選
ポップガード

ポップガードは「パ行」や「バ行」を発声したときに出る、ポップノイズと言われる急激な空気の流れを拡散させるためのフィルターです。
ポップガードを使うことで、ノイズを排除するだけでなく、湿気に弱いコンデンサーマイクの寿命を延ばすことができます。
ポップガードには、布製(メッシュ)と金属製(メタル)があるので、あなたに合うポップガードを選びましょう。
布製(メッシュ)は、安価で一般的なポップガード。音質を柔らかくする効果がありますが、高音域は少し削られます。湿気を吸いやすいポップガードのため、定期的なお手入れが必要になります。
金属製(メタル)は、今主流のポップガード。音がこもりにくく、クリアな音質を維持できます。水洗いができるため衛生面でも優れており、長く使うなら金属製がおすすめです。
\音楽雑誌GIGS掲載モデル/
ショックマウント

ショックマウントは、マイクを宙づり(サスペンション)の状態に保つことで、周囲の物理的な振動を遮断するための機材です。
マイクスタンドから伝わる足音などの振動をゴムの力で吸収してくれるので、多くのコンデンサーマイクには専用品が付属しています。
もし、付属しないモデルを選ぶ場合は、マイクの径に合うものを購入するようにしましょう。
\直径46~50mmマイク用/
マイクアーム(マイクスタンド)

コンデンサーマイクを使う場合、カラオケのようにマイクを持って歌うスタイルは、手で持つ音(ハンドリングノイズ)を敏感に拾うのでおすすめできません。
ノイズ対策として、多くの宅録ユーザーやライブ配信者が利用しているのがマイクアームです。卓上スタンドに比べて、振動カットや省スペース、姿勢の安定などのメリットがあります。
もし、あなたが姿勢を安定させてプロのレコーディングのように歌いたいのであれば、マイクアームでコンデンサーマイクをしっかりと固定して歌うのがおすすめです。
\デスクの前で歌うなら/
私の場合は、ポケカラで歌う際は、ダイナミックマイクとストレートのマイクスタンドを使っています。
ダイナミックマイクを使うことで、自分自身もカラオケを楽しみながら歌えますし、リスナーの方にもカラオケを聴いているような臨場感で楽しんでもらえるからです。
ポケカラを『カラオケ』として純粋に楽しむならダイナミックマイク、プロのような『完成度の高い録音』を目指すならコンデンサーマイクを使うのがおすすめです。
【重要】スマホユーザーが忘れてはいけない注意点

iPhoneやAndroidでコンデンサーマイクを使う場合、スマホとインターフェイスをつなぐ「変換アダプター」が必要です。
とくに、ポケカラなどのアプリで長時間歌うなら、充電しながら使える「3 in 1 アダプター」を選びましょう。
電力不足によるノイズや、録音中のバッテリー切れを防ぐことができます。

具体的な接続方法はこちらの記事>>【ポケカラ】3 in 1アダプターで変わる!ダイナミックマイクの接続方法を徹底解説
\長時間スマホで歌うなら/
まとめ|コンデンサーマイクに必要なものをそろえプロの録音環境へ

コンデンサーマイクを使用する際に必要なもののまとめです。
すべての機材を一気にそろえるのが理想的ではありますが、まずは予算に合わせて優先順位の高いものから手に入れていきましょう。
コンデンサーマイクを使うなら、『オーディオインターフェイス』『XLRケーブル』『モニターヘッドホン』の3点は必須アイテムです。
また、ポケカラなどのカラオケアプリをスマホで楽しむ場合は、『3 in 1 アダプター』を用意しておくことで、バッテリーを気にせず長時間の録音ができます。
周辺機材をしっかりと整えれば、コンデンサーマイク本来の性能が引き出され、あなたの歌声のクオリティは見違えるほど上がります。
ぜひ最高の録音環境を作ってみてください。

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